株主優待について対話形式でわかりやすく解説

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株主優待について

NISAが始まり株取引もメジャーになってきた中、株主優待という言葉もよく耳にするようになってきたと思います。ここでは、株主優待についてわかりやすく投資初心者くうちゃんと投資経験者のCHIHIROによる対話形式でできるだけわかりやすく説明しています。

株主優待って?

くうちゃん

ママ、最近お得ってよく聞くけど株主優待って何?

CHIHIRO

株主優待は、企業が株主に感謝の気持ちを込めて贈る特典のことだよ。例えば、レストランチェーンの株を持っていると、そのお店で使える食事券がもらえることがあるんだよ。その他にもお店で使える商品券やQUOカード、カタログギフトなど色々な商品があるんだよ。

ライオンの株主優待ではライオン製品が送られてくるよ
くうちゃん

へぇ、そんなことがあるんだね!それってどうやったらもらえるの?

CHIHIRO

株主優待をもらうためには、企業が定めた権利確定日までにその会社の株を持っている必要があるんだ。権利確定日を過ぎると、その年の優待がもらえるよ。

権利確定日とは
企業が定めている権利確定日に株主として株主名簿に掲載されている必要があります。 そのためには、権利確定日から2営業日前(権利付最終売買日)までに株式を購入しなければなりません。 なお、株主権利を得るには、権利付最終売買日の大引けまで(PTS取引の場合、デイタイム・セッション取引時間終了まで)に買付が必要です。例)権利確定日 5月31日(金)→権利付最終日 5月29日(水)この場合、5月29日に株を買って、翌日の5月30日には株を売却してもOK!

くうちゃん

なるほど。じゃあ、優待をもらうためにだけ株を買う人もいるの?

CHIHIRO

そうだね。特に人気のある優待があると、その権利確定日前後に株を買う人が増えることがあるよ。でも、優待を目当てに株を買うときは、株価の動きや手数料にも注意しないとね。

権利付最終日だけ株を持っていれば株主優待がもらえることになるけど、現物取引で株を買う場合は、みんな同じ考えになりやすいため、権利付最終日翌日に大きく株価が下がってしまうことが多いので注意が必要です。そこで、株価の変動による影響を受けずに株主優待をGETする方法として有名なのが次で紹介するクロス取引になります。

クロス取引について

くうちゃん

クロス取引って聞いたことあるけど、何のこと?

CHIHIRO

クロス取引は、株主優待を効率的に受け取るための取引方法の一つなんだ。ちょっとややこしいけど、簡単に説明するね。
クロス取引は、同じ銘柄の株を買いと売りの両方のポジションを同時に持つことなんだ。具体的には、現物株を買って、同じ銘柄の株を信用取引で売るんだよ。

くうちゃん

それってどういう意味?

CHIHIRO

例えば、A社の株を100株現物で買ったとするね。同時に、A社の株を100株信用取引で売るんだ。こうすることで、株価が上がっても下がっても、実質的な損益は変わらないんだよ。

くうちゃん

なるほど、それならリスクが少ないんだね。でも、どうしてそんなことをするの?

CHIHIRO

クロス取引を使うと、株主優待の権利を得ることができるんだ。現物株を持っているから優待の権利は確保できるし、信用取引で売っているから株価の変動リスクを避けることができるんだよ。

くうちゃん

そっか、でも信用取引って手数料とかかかるよね?

CHIHIRO

そうだね。信用取引には手数料や金利がかかるから、そのコストを計算して、優待の価値がそれ以上であることを確認する必要があるんだ。だから、クロス取引を使うときは、しっかりと計画を立てることが大切だよ。

取引手数料や金利は各証券会社によって変わってくるので、詳細はご利用されている証券会社の手数料等の説明をご確認ください。

まとめ

くうちゃん

今日は、株主優待とクロス取引についてたくさん学んだよ。株主優待は企業からのプレゼントみたいなものだし、クロス取引はリスクを減らして優待をゲットする方法なんだね。

CHIHIRO

その通りだよ。株式投資にはいろんな方法があるけど、しっかり学んで、リスクを理解してから取り組むことが大切だよ。これからも一緒に勉強していこうね。

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